【PC】juman++のインストールがうまくいかなかった話

昨日、Windows10 Insider Preview15025を導入した話を書きました。目的としては二つ。

  • juman++を動かしたい
  • Rからlinuxのコマンドを実行したい

そして、結果的にはRからjuman++を動かしてウハウハしたかったわけなのです。

wanko-sato.hatenablog.com


とりあえず昨日の段階でInsider PreviewのインストールとUbuntuが16.04になっていることの確認まではできたので、次はjuman++のインストールだー、と

  ∧_∧  +
 (0゜・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +        
 と__)__) +

しておったわけです。

前提

当方の環境です。

  • Windows10 Insider Preview 15025
  • Ubuntu16.04
  • 64bit CPU
  • 16GB memory

そのほか、

  • gcc 5.4.0
  • boost 1.63.0

でjuman++のインストールの要件は満たしているはずです。

あれやこれやの参考。

qiita.com

基本的にこちらを参考にしていただければ、問題ないと思うのです。
※上記の手順そのままだとautoconfがない、と言われることがあるのでそれは別途インストールしてください。

なんかほら、さくっとインストールしてるようにみえるじゃないですか。
なんら問題ないようにみえるじゃないですか。
そりゃーwktkしますよ。

ところがですね。

make

のところでこけるわけです。

terminate called after throwing an instance of 'boost::interprocess::interprocess_exception'
  what():  Invalid argument
/bin/bash: 2 行:  3691 終了                  echo ""
      3692 中止                  (コアダンプ) | src/jumanpp -D jumanpp-resource
Makefile:891: ターゲット 'jumanpp-resource/lang.mdl.direct' のレシピで失敗しました
make[1]: *** [jumanpp-resource/lang.mdl.direct] エラー 134
make[1]: ディレクトリ '/mnt/c/Users/321wa/src/jumanpp-1.02' から出ます
Makefile:473: ターゲット 'all-recursive' のレシピで失敗しました
make: *** [all-recursive] エラー 1

というエラーなわけですよ。
juman++1.01だったらいけるか、と思ったのですが、同じでした。
てか、このエラーってUbuntu14.04のときと同じじゃないですかやだー。

ビルドの途中経過を眺めていると、

warning: ignoring return value

というwarningが出ておりますし。
いったい何だろうか?とあれこれ考えてみたのですが、わかりませんでした。

'boost::interprocess::interprocess_exception'

のところが、どうやら共有メモリ関係っぽいんですけれど、自分のしょぼいスキルでは解決策がわからんかったです。

(´・ω・`)ガッカリ…

もういっそのことCentOSをぶっこもうかとか、そんなことも考えてしまったりしています。

うまくいった方、ご教授ください。


(追記:2017.10.03)
その後、あれこれ試してうまくいきました。
wanko-sato.hatenablog.com
結局のところ、仮想マシンUbuntuを入れて、openSSHを使って公開鍵方式でアクセスできるようにし、Rからsystem()関数でコマンドプロンプト経由で仮想マシンUbuntuにインストールしたjuman++にアクセスする、という方式です。詳細は上記の記事をご覧になってください。