【統計】統計検定準一級を受けようと思う。
会社からの指令もあり、統計検定準一級を受けようと思います。
最初はBioS受講という話もあったのですが、先々、データアナリストまたはデータサイエンティスト的な立場におさまることを考えると、BioSよりは統計検定の方がよかろう、という話に落ち着いたのでした。てことを書いちゃうと業界がばれちゃうんだろうか・・・?
また、最初は統計検定一級受験を提示されたのですが、過去問を見て、さすがにここまでばりばりの数理統計まではいらんだろう、という意見もあり、かといって二級では簡単すぎる、というので準一級。で、準一級の過去問をみたらさすがにこれを全部電卓で計算するのは(手法が全部頭に入っているわけではないので)辛そう。なので、復習と自己研鑽がてら、ここらでしっかり勉強しなおしてみよう、と思い立ったのでした。
なにを勉強したら良いか?
統計検定準一級の出題範囲(PDFにリンクしています)を見ると、A4で2ページにわたる広い範囲です。この範囲をカバーするのは結構大変そう。さてどうしたものか・・・と思っていたら、
素晴らしい記事を書いてくださっている方がいらっしゃいました。感謝!
あえてこちらの記事からのアップデートがあるとするなら、今年から準一級でも関数電卓の使用が禁止になり、通常の電卓のみ使用可になった、というところでしょうか。
2016年の過去問を見たらSVM(サポートベクターマシン)の問題もあったのだけれど、今年の出題範囲には含まれていませんでした。機械学習系は出ないのかな?ちょっとよくわからないけれど、時間に余裕があったら、すこし読んでみよう。
参考書
上記のリンク先で紹介されている5冊がベースになると思いますが、個人的にはその中でも東京大学出版会の基礎統計学シリーズ3冊が重要と思います。
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特に「統計学入門 (基礎統計学)」は重要で、確率の考え方、確率分布、検定・推定の理論的背景がきちんと書かれています。ただし、上記でご紹介した記事にあるように、統計学入門に手も足も出ないと辛いと思います。「入門」とはいえ、数式が結構出てきますし、微積の基礎がわからないとちんぷんかんぷんなはずです。自分もそれほど数学は得意ではないですが、たまたま興味があって昨年あたり微積の勉強をしていたのでなんとかなりそうです。
もし「数学が苦手」という方でしたら、今年の統計検定準一級は諦めて、まずは二級受験から始める方が良いと思います。その間に数学の基礎知識を学んで、準一級にチャレンジすべきでしょう。
ちなみに私が微積を勉強したのは、
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この2冊です。この2冊をしっかりやったうえで、
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こちらの統計学(というよりはほぼ数理統計)をやると、基礎統計学シリーズに出てくる数式も問題なくこなせるのではないか、と思います。とはいっても、統計学で出てくる微分・積分の式でそこまで細かい解法のテクニックが必要なものは少ないと思っています(ガウス積分くらい?)。今後、このブログで参考書を詳しく紹介していこうと思いますので、細かいことはそちらをご覧いただければ、と思います。
いつ、どこで、何を?
2017年の統計検定試験日は6月18日(日)です。
準一級の受験料は8,000円、1月21日段階でまだ申し込みは始まっていません。いつもだいたい5月くらいから始まる、と聞いています。
準一級はマークシートのほか、論述問題もあります。鉛筆またはシャープペンシルをたっぷりと、消しゴムが必須でしょう。また、すでに述べたように、2017年から準一級でも関数電卓の使用が禁止されます。持ち込む電卓の種類に注意しましょう。
※これって逆に言うと、関数電卓でないと計算できないようなものは出てこない、ということを意味するのでしょうか・・・?
準一級の試験時間は120分、いろんな検定を電卓で計算しなきゃいけない、ということを考えると意外に短いです。
まとめ
個人的に、この手の試験はたくさん練習問題を解いて手が覚えている状態にするのが一番、と思っています。
高校受験、大学受験の時を振り返ると、裏が白のチラシを大量に用意して、とにかく書きまくりました。そうやって「手で覚えたもの」ってなかなか忘れないものです。
受験までもう半年もないので、集中的に勉強しようと思います。
・・・その後特に報告がなかったら落ちたものと思ってください・・・